2010年09月28日

闇の列車、光の旅 キャリー・ジョ-ジ・フクナガ 2009米・墨

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国を捨てなければ生きてゆけない、
アメリカに行けるかも、行ってどうなるかもわからない、
けれどこのままでは生きてゆけない。
中南米の貧困層の現実です。

生きるとしたら人でなしでいることなのだ。
普通ということがありません。
少年は人を愛したために、普通の人間らしさが目覚めた時に
それに気がついた。
でもそれは死を待つだけの人生になった。

国を捨てた少女と少年の逃避行には、
甘いものはない、いつも死が隣にいる。
でも二人にはそれしかない。
生きることの選択がほとんどない世界が、
世界にはまだたくさんあります。


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