2019年08月02日
ア・ゴースト・ストーリー 2017米 デヴィッド・ロウリー

仲睦まじい夫婦が死に別れてしまいます。夫のCは妻Mのことが気がかりで成仏できません。オバQのような幽霊になりましたがMを見つめるだけです。
CはMの動向もですが、Mが家のどこかに残したはずの手紙に気をとられているのです。
さてCはどうなるか、またMは何を書き記したのか。
映画は長回しが多く、まったりとゆっくりと進みます。
その塩梅はオバQのCそのもので、ひたすらその時を、手紙の内容を知ることができるのを待っています。
映画を観ていて、自分もあのように成仏できず(しない)、幽霊になってしまうかもしれないと、この世に気が残ってしまうかもと考えずにいられませんでした。
何があっても待つしかできないオバQCはそれに浸りきっているようです。
死で別れた人のことを色々と生き残った人は考えますが、この物語は逆です。生きている人々のことを見つめます。切ない物語でした。
幕末太陽傳 1957日 川島雄三
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
長いお別れ 2019日 中野量多
郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942伊 ルキノ・ヴィスコンティ
13回の新月のある年に 1978西独 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
長いお別れ 2019日 中野量多
郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942伊 ルキノ・ヴィスコンティ
13回の新月のある年に 1978西独 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
Posted by いもたつ at 09:16│Comments(0)
│銀幕倶楽部の落ちこぼれ