2010年08月31日

「常識」の日本史 井沢元彦



古代日本史から始まり、明治維新まで、
歴史の真相を常識に沿って仮説を立てて説明してくれます。
人の営みは、いつでも特殊ではない。
そこから著者が追ってゆく歴史観は、腑に落ちることばかりです。

史料が満足にない状況で真実を見つけるのは、
あくまで、その場にいる自分だったらどうするか?
それは天下を動かす英雄も私たちも同じはずです。

また、日本人がもつ感覚は
歴史の積み重ねだということも説いてくれています。

16話に渡る、日本史の中の大事な出来事をあげています。
どれも興味深く、一気に読みみました。
  


Posted by いもたつ at 08:32Comments(0)いもたつLife

2010年08月30日

ほしいもの営業とフラダンスin清里



残暑が続く中、刻々と暦は進みます。

ほしいもシーズンに向けて、8月はタツマのほしいもを販売してくれる、
販売店さまへの挨拶まわりをします。

その旅の途中下車で、フラダンスを観ました。

一年間頑張って練習した専門学校生のフラダンスです。
素人の私が口を挟むことが出来るかは別にして、
中々の演技です。

指先まで伸びる仕草の美しさと、魅惑。
それを含め体全体で、3次元に心の機微をみせるフラダンスの
素晴らしさを体験できました。
そして、
リズムに乗って腰を振るセクシーだけど健康さもOKです。

夏の終わりに常夏に想いを馳せることができました。
  


Posted by いもたつ at 07:51Comments(0)芋日記

2010年08月29日

八ヶ岳地ビール タッチダウン 白樺ビート 生



ドイツビールのテイストを感じる美味いビールです。
(表示は発泡酒です、日本の酒の表示の基準は、
突っ込みたくなることが少なくありません)

苦味よりも、麦の豊かさを狙っています。
ここが、ドイツビールの良さと同じ美味さがあります。
もうひとつ、「生」を謳うそのとおりの仕上げ方です。

クルマがいらない、酒は飲まない。
そんな若者の男が増えている報道を聞きますが、
このビールが日本で頑張っていることは、
こと酒に関しては、流行に屈することなく、
「おいしいビールはおいしいはずだ」
「酒はいいだろ」
というメッセージです。

酒呑みのたわ言かもしれませんが、
日本酒にも、それを伝える蔵があります。
成熟した日本社会で、キラリとした酒蔵は、
本物の成熟した大人になっている企業があることを示す、
嬉しいシグナルです。
  


Posted by いもたつ at 05:47Comments(0)酒呑みのひとりごと

2010年08月28日

飢餓海峡 1964日 内田吐夢



犯罪の遠因は貧困を示唆しています。
人が人を信じ合えない時に起こる悲劇が印象的です。

転がりこんだ金で事業が成功した主人公の男、
男から金を貰い極貧から逃れられた女。
男は成功で得た金を社会に還元します。

男は犯罪者であっても極悪ではありません。
女が現れてそれが変わります。

女はただただ感謝したい一心で男に会いますが、
男は女を信じられません、怖くなります。
信じることができないで悲劇になります。

昭和22年から32年の日本の底辺で生きる人たちの社会が、
この物語の背骨にあります。
冒頭の青函連絡船の事故も、放火殺人事件も、です。


左幸子さんはこの映画が代表作でしょう。
一晩だけ、数時間だけ、過した男を神とします。
神との想像での戯れの演技は、恍惚を表現していました。


3時間の大作ですが、
物語も面白く、展開もスムーズですので、
長さを感じることなく楽しめました。
  


Posted by いもたつ at 08:12Comments(0)銀幕倶楽部の落ちこぼれ

2010年08月27日

天城越え 1983日 三村晴彦



田中裕子さんがとても綺麗です。


老刑事は40年前以上の自分が初めて手がけた事件が、
解決できなかったことが生涯の壁になりました。

女を犯人と決めつけて、少年のことが眼中にありませんでした。
それに気づき犯人がわかってもどうしても、その動機だけは、
想像すらできませんでした。

松本清張と三村監督が、14歳の少年だったら誰もが持つ、
心の崇高さと凶暴さを見事に描写しています。

女は少年にとって、母、姉、恋人、妻、愛人、そして聖なる存在です。
叔父にとられた本物の母の再来にもなってしまいました。

その大切な女性が軽蔑(と教えられた)に値する男に犯されます。
(とられます)
母を二度失うことに少年は生きていけない衝動にかられました。

老刑事にもあったであろう少年の心は、
どんなことをしても、老刑事は気づくことができませんでした。

その心は私も映画を観たから想い浮かべることができる
純粋な心だったからです。
  


Posted by いもたつ at 07:25Comments(0)銀幕倶楽部の落ちこぼれ

2010年08月26日

ほしいものさつま芋が心配



ほしいも産地では、8月はほとんど雨がない状態。
心配ですが、どうしようもできません。
そろそろサツマイモの葉を食べるイモムシも出てきています。

有機ほしいも用のサツマイモは有機栽培ですから、
色々な虫が畑にいます。
テントウムシはイモムシまでは食べませんが、
生物が多様化していることが大事なので、
見つけると「良しよし」です。

けれど雨がないのはやっぱり心配です。
冬においしい干し芋作りのために雨乞いです。

干し芋のタツマ

  


Posted by いもたつ at 07:42Comments(0)芋日記

2010年08月25日

初めまして、いもたつです。



ほしいものタツマの茨城の自社農園では、
有機栽培で有機干し芋にするサツマイモを
育てています。

今年の夏は干し芋産地も猛暑で、
畑では雑草の勢いが良くて、、、。

有機栽培はもちろん農薬ご法度ですから、
毎日草取りです。

干し芋のタツマ  


Posted by いもたつ at 20:32Comments(0)芋日記