2012年12月23日

狐の呉れた赤ん坊 1945日 丸根賛太郎

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戦後すぐ、11月の公開の活気あふれる映画です。

展開が読める人情話ですが、中身が濃いです。

暴れん坊の主人公を取り巻く連中、
ライバル、
相談役の大屋さん的な人、
その娘とのちょっぴりのロマンス、
ドタバタの中で人とのつながりを示唆します。

主人公は、我が儘な部分と、父親の部分と、
決して出来が良くはないのですが、
人として魅力あることが見逃せません。


何でもありでない、
人のために生きるのが自分のためのような、
当たり前のことを楽しく盛り込んでいる映画で、
造り手の気概を感じます。


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