2012年08月03日

ドライブ 2011米 ニコラス・ウィンディング・レフン

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主人公は、どこまでやれる男かが謎のまま進み、
終わります。
ただひとつ、主人公の今までの人生の中で、
宝石のような一瞬のただ一度の営みだけが、
主人公にとっての人生だった事だけがこの映画の答えのようです。

そこには、損得はありません。
主人公は理性を度外視した、
体がいうことをきかないそんな時を求めていた、
それ以外には説明できない物語でした。

愛した女を大事にしたい。
そのために全てを捧げるという、
純粋さの気持ちと主人公の行為は、
常人には理解しがたいし、
できない行為です。

けれど、その気持ちは汲み取れるし、
理性を度外視したくなる気持ちもわかります。
それを伝えるのにしては大袈裟でしたが、
映画全体を通した、
鮮やかな被写体の捉え方から、
その気持ちが十分に感じられました。


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