2012年04月13日

ミラル 2010仏/イスラエル/伊/印 ジュリアン・シュナーベル

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イスラエル建国から50年程を、
ひとりの女性ジャーナリストの半生とともに映像としています。

ニュースで知るイスラエル問題は、
遠い日本ではニュアンスはわからないことを、知識で自覚しています。
その前提でみるのは当然ですが、
あまりにも遠いことを感じます。

物語は主人公が17歳の少女の頃が中心です。
彼女はパレスチナ人です。
イスラエルでの争いに彼女も怒りがあります。
その解決策は、
武力、交渉、譲歩、
映画の中でもその手探りの、そして、
多くの考えがあり、難しさを露出させます。

彼女もどれが良いのかがわかりません。
彼女なりに必死に理不尽に立ち向かいます。


世に起きている紛争は何故起きているのか?
語りつくされている議論です。
人が自由を、それが人らしいから得るための結果なのか。

でも悲劇は起こっています。
この映画は紛争の中で己の人生を全うする人が描かれます。
だから希望の映画です。


でもあまりにも日本とは遠いことがやっぱり離れません。
恵まれていることを感じます。


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