2016年01月11日

ノックは無用 1952米 ロイ・ウォード・ベイカー

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一年ほど前に観ていたのですが、割と忘れているものですね。
でも大枠は解っていますから、細かい部分が見えてきて面白かったです。

例えば、リチャード・ウィドマークがホテルのバーでウィスキー・ソーダを注文するのですが、まず氷を入れソーダをグラスに注ぎ、その後量ったウィスキーをグラスに入れます。そしてバーテンが「混ぜても良いか」と聞きます。どうでも良いことですが、ああいう作り方、接客に仕方なんでと関心です。
また、同じくリチャード・ウィドマークがホテルの部屋で、テッシュペーパーを使うのですが、無造作に大量に使います。
私の記憶では、日本では、1970年代はテッシュペーパーは高級品でした。その20年前にアメリカではテッシュペーパーは今と同じ位置づけだったんだ。
というように細かい部分が楽しめました。

主演のマリリン・モンローは当時、セクシーというよりも可憐なイメージがある美人で、演技も上手くなるなあという雰囲気があります。

話は、恋人を亡くして精神が不安定なマリリン・モンローが騒動を起こすのですが、ハラハラで彼女がどうなるかですが、破綻せずに終わります。ヨーロッパ映画では、違うラストだろうななんてことも考えながら見ました。
そして、そのサイコなモンローを軸に、リチャード・ウィドマークとアン・バンクロフトが寄りを戻すところもハリウッド的だなと感じました。


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