2014年09月23日
今度は愛妻家 2009日 行定勲

ほぼ一部屋のセットの中で繰り広げられる喪失の恋愛ドラマです。
たまに近所という設定の神社のロケと、クライマックスに向けた仕込みのロケがあるだけです。
一流のカメラマンであるのに、なぜか仕事をしない、できない男(北見)とその妻(さくら)は、どこにでもある夫婦。
どこにでもあるというのは、大抵旦那が無神経ということで、それに加えて北見は浮気性です。
妻に無関心(のように振舞ってしまう)、でも、さくらはそんな夫を気遣うという、私にとっては典型的なパターンです。
そして夫は妻を大事にしないことから、それが後悔へと・・・。
という物語です。
コメディのように進みますが、だんだんシリアスに、そして実は。という縦軸に、
人間関係が入り組んでいてが横軸で、どちらもかなりの意外性を加えてあります。
けれど、テーマはひとつ。
夫は妻を大事に思う気持ちを、ちゃんと妻に伝えましょう、です。
今は主夫という言葉もありますが、とにかく私の場合、妻がいなければ何もできない。
そんな旦那を一年365日面倒見てくれています。しかも何十年も。
こんなこと、世界中の誰もやってくれません。
「お前はそれをわかっていないだろ」という映画で、反省するのではなく、実践を促す映画した。
追伸
9/23は「秋分」です。二十四節気更新しました。
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干し芋のタツマ
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秋分
幕末太陽傳 1957日 川島雄三
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
ア・ゴースト・ストーリー 2017米 デヴィッド・ロウリー
長いお別れ 2019日 中野量多
郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942伊 ルキノ・ヴィスコンティ
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Posted by いもたつ at 08:48│Comments(0)
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