2013年12月24日
ホーリー・モーターズ 2012仏/独 レオス・カラックス

レオス・カラックスの人生観と、映画に対する想いが詰まった映画です。
冒頭、レオス・カラックスに映画の中の映画に誘われます。
レオス・カラックスの分身のドニ・ラヴァン(役名はオスカー)がリムジンの中で、
次々と異なる人に成りきって、(それぞれに依頼者がいて望まれた人物に成りきる)
クルマから降りるとその日その人が起こすドラマを演じます。
様々な人々の人生の一ページで、それはレオス・カラックスの人生観でしょう。
ラスト近くでオスカーが演じていたのは一人の人物が望んだ姿だけではなく、
そのシーンにいた重要な人物もオスカーのように依頼されて導かれたのだということがわかってきます。
ラストでそれが明らかになり、その日の演目が終わったことも明らかになります。
レオス・カラックスの人生観と彼の家族に対する愛と映画へのオマージュが、
入れ子構造になっていて、意味深さを消化しきれないことも多かったのですが、
意図(私が解釈した)はひしひしと感じます。
そして、神への畏敬も秘めていることも。
真摯な生き方を説いているとも感じました。
幕末太陽傳 1957日 川島雄三
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
ア・ゴースト・ストーリー 2017米 デヴィッド・ロウリー
長いお別れ 2019日 中野量多
郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942伊 ルキノ・ヴィスコンティ
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
ア・ゴースト・ストーリー 2017米 デヴィッド・ロウリー
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Posted by いもたつ at 07:37│Comments(0)
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