2013年06月21日
河内カルメン 1966日 鈴木清順

貧しい田舎の女子高生が、女を武器に逞しく行き抜きます。
愛憎劇ですが、ドロドロしたシーンはなしです。
気風が良い主人公、テンポ良く進む展開とシリアスな内容ながらコメディタッチで、
鈴木清淳らしさを楽しめる映画です。
彼女は男で苦労するので、ロクでもない男が次々と登場します。
でもそれは彼女の魅力=女としてと、生き抜く力強さ=故のものです。
ひとり、彼女の同士のような男がいますが、彼は彼女と同じ覚悟があるから、
彼女と同士の関係が築けます。
彼女は、男との別れを繰り返します。
別れが彼女を育てます。
彼女は挫折はありますが、立ち止まりません。
どんな立場でも尽くそうとします。
健気で突っ張っています。
そんな魅力ある女性像を、鈴木清淳は描きたかったのでしょう。
そして主演の野川由美子がそれに応えています。
幕末太陽傳 1957日 川島雄三
ジョーカー 2019米 ドット・フィリップス
たかが世界の終わり 2016加/仏 グザヴィエ・ドラン
ア・ゴースト・ストーリー 2017米 デヴィッド・ロウリー
長いお別れ 2019日 中野量多
郵便配達は二度ベルを鳴らす 1942伊 ルキノ・ヴィスコンティ
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Posted by いもたつ at 06:58│Comments(0)
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