2024年04月29日

【四月大歌舞伎】




一、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
二、神田祭(かんだまつり)
三、四季(しき)

二作続けて、片岡仁左衛門、坂東玉三郎が出演するという豪華さで満員でした。
於染久松色読販での悪夫婦は憎み切れない悪玉で息もピッタリ、引き立て合うご両人です。物語も面白く、二人に焦点を当てながらも劇としての見応えもありです。
人気の演目だけあり、よく出来た話です。

次の神田祭は祭で出会った鳶の頭と芸者です。二人が出ずっぱりで踊りと仕草で付かず離れずからの愛情表現をします。とてもよくできたサイレント映画の演技のように二人の気持ちと、鳶と芸者という人物を言葉がない方が伝わってくるという演技に歓心します。
それでもって江戸の祭りの雰囲気があります。
ラストの二人の仲睦ましさに拍手が鳴りやまないほどでした。

四季は春夏秋冬の4つの舞踊です。
春はお雛様とお内裏様と五人囃子が踊り出します。おもちゃのチャチャチャのようですがとても艶やかです。
夏は大文字の送り火を背景の舞踊で、秋は夫を想う妻の踊り、冬は木枯らしが吹き木の葉が舞う中でのみみずくと木の葉たちの踊りです。
どれも日本の四季の風情が醸し出されています。
若手歌舞伎俳優勢ぞろいで、こちらも豪華でした。



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Posted by いもたつ at 12:00│Comments(0)いもたつLife
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