2024年01月10日

君たちはどう生きるか 2023日 宮崎駿




主人公の眞人が亡き母を探しにいきます。正確には継母を探しに行くことが母探しになったのですが、そして少女の頃の母に出会います。
亡き母は事故で死ぬのですが、少女の母にそれを回避するように懇願しますが、母を否定します。眞人は母を喪ったままで現実に戻ります。

眞人を通して自分の運命を変えるのは容易でない、世の中は非情だし無常だという匂いを感じます。また母が宿命の死を回避する道を選ぶと、眞人自体の存在がなくなるから、母は違う道を選んだのではなく、選べなかったのではないでしょうか。
結局、眞人は回りを変えることはできなかったけれど、生長したというベタな映画でもあります。

そういう理屈は置いておいて、50年前の子供の頃にみた「空飛ぶ幽霊船」でワクワクした、そんな気持ちを想い出した嬉しい映画でした。



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Posted by いもたつ at 12:00│Comments(0)いもたつLife
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