2022年05月17日

【spac演劇 ギルガメシュ叙事詩】宮城總 演出




二回目の観劇だと役者の動きをじっくりと追えます。
一度目で印象に残ったのは、衝立を縦横無尽に設定することで、様々な舞台設定とすることと、登場人物を消すことです。
ムーバーとスピーカーと伴奏を担当している以外の役者がそれらを行うのですが、spacの劇では一人の役者がそのどれをも担当します。
ですからこのギルガメシュ叙事詩でもその場面設定で、大人数で舞台上で演じる時、主役と少人数の舞台でスピーカーが複数での時、演奏に重きを置く時と、それぞれの比重の置き方の違いで配置する人数が異なります。だから役者の動きを注視するのも楽しみです。

今回は衝立で進行中に舞台を変えていくので、その動きがひそやかで素早く、もちろん他のパートも進んでいるわけで、それらを追うのが、それをみながらの鑑賞に見応えがありました。

人形師との息も合っていて、それだけでもかなりの稽古をしているのが解り、完成度が高いギルガメシュ叙事詩を感じることができました。




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