2016年05月12日

【SPAC演劇】火傷するほど独り 作・演出・出演 ワジディ・ムアワッド

160512blogy.jpg


終盤、壮絶な舞台が待っていました。これを毎回やっているかと疑いたくなるほどのパフォーマンスで、特異な表現方法でもありました。
そして、それは物語のどんでん返しからはじまり、それまでに張られた糸を回収するかのようでした。

人の存在は何なのか?
自分を解ってくれる、愛してくれる存在があって成り立っている、自分が今ここに存在するのは自分だけが決められるものではないのではないか?
それに抗うけれど抗えない、でも足掻く、そんなラストでした。

静かな部屋の一室で、ほぼその空間だけで、最後までたった一人です。
静粛な中、時にユーモラスな、時に上辺だけから琴線に触れる会話が続き、そこから一転してあの大胆で堂々な舞台になります。圧巻でした。


同じカテゴリー(いもたつLife)の記事画像
メタファー思考 瀬戸賢一
バカ丁寧化する日本語 野口恵子
ギフトショー秋2010
新サンマ
「常識」の日本史 井沢元彦
同じカテゴリー(いもたつLife)の記事
 spac演劇ラーマーヤナ物語/演出 宮城聰 (2025-05-07 09:00)
 spac演劇 ラクリマ、涙 ~オートクチュールの燐めき~/演出 カロリーヌ・ギエラ・グェン (2025-05-06 18:00)
 spac演劇 叫び/演出 小島章司 (2025-05-05 10:00)
 spac演劇 ラーマーヤナ物語/演出 宮城聰 (2025-05-04 11:00)
 spac演劇 マミ・ワタと大きな瓢箪/演出 メルヤン・ニヤカム (2025-04-30 09:09)
 spac演劇 <不可能>の限りで/演出 ティアゴ・ロドリゲス (2025-04-29 10:00)

Posted by いもたつ at 06:35│Comments(0)いもたつLife
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
【SPAC演劇】火傷するほど独り 作・演出・出演 ワジディ・ムアワッド
    コメント(0)