2015年04月29日
「メフィスト 出世物語」クラウス・マン著

1936年にクラウス・マンが亡命先で書いた、反ナチスの小説です。
主人公のヘンドリック・ヘーフゲンが、明らかにグスタス・グリュルントゲンスであることから、戦後西ドイツでの出版を巡って裁判にもなっている小説です。
ヘンドリックが政治的な思想とは裏腹に、ナチスの最高幹部に取り入って出世するのですが、演劇(芸術)にかける情熱も描かれますが、当時の社会情勢で揺れ動く人々の心の機微が生々しく感じられます。
小説では、ナチスが台頭していく時代から、巨大になったという時間軸です。
歴史を知っているからもう第二次大戦は免れないとして、当時のドイツを想像するのですが、発表されたこの本は著者の警鐘だったことがわかります。
ただ、あまりにも実在の人物と重なってしまったということですが、それもクラウス・マンが祖国をそれだけ憂いていることを感じます。
spac演劇ラーマーヤナ物語/演出 宮城聰
spac演劇 ラクリマ、涙 ~オートクチュールの燐めき~/演出 カロリーヌ・ギエラ・グェン
spac演劇 叫び/演出 小島章司
spac演劇 ラーマーヤナ物語/演出 宮城聰
spac演劇 マミ・ワタと大きな瓢箪/演出 メルヤン・ニヤカム
spac演劇 <不可能>の限りで/演出 ティアゴ・ロドリゲス
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Posted by いもたつ at 08:23│Comments(0)
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