2012年04月20日
アーティスト 2011仏 ミシェル・アザナヴィシウス

できるだけ字幕も廃しています。
映像で全部を伝えることを決め、
必要最小限のフォローで、音と字幕、
要所でサイレントを開放します。
主人公二人はそれを受けての演技です。
ちょっと残念なのは、
その制約に縛られすぎるように感じられてしまったことです。
けれど一貫した作風があり、
爽やかな映画に仕上がっています。
フランス映画ということが味噌で、
サイレントからトーキーに変わるという
映画の歴史の一大事のハリウッド映画を、
ベタベタさせないで、
ちょっと遠目でみて、
尊重しています。