2013年02月11日
HUNTERXHUNTER 緋色の幻影 2012日 佐藤雄三

昔、怪獣映画を見て、オールキャスト程面白くなくなる体験を、
ちょっと思い出しました。
まあ、この映画もお祭りなんでしょうから、
そういう楽しみ方でした。
テーマのひとつは、
「本当に生きるには」で、
このあたりは、人形と人形遣いが相手キャラクターということから
つながります。
それと、キルアを重ねて、
「らしく生きる」「自分て何?」
迷いながらも進もう。
という展開でとても健康的でした。
まっすぐに生きるゴンでさえ、
操られている(操作系に操作されているという意味ではありません)
かもしれませんし、
ヒソカのキャラクターも、
クラピカの正義も、
「本当に生きている」かと問われれば、怪しいし、
解らないものです。
生きていくことは、
何か起こるといつもの反応でしかない自分に気づいて、
違うことをやってみるという、
自分の確認をしていく。
これが難しいのですが、それをしていく、
キルア達の姿に私自身を重ねたいと想う映画でした。