2012年09月05日
世界最古の洞窟壁画 35mm 忘れられた夢の記憶

( 2010米 ヴェルナー・ヘルツォーク)
南フランスで1994年に発見されたショーヴェ洞窟の
世界最古の壁画の映像と、それにまつわる監督自身の考察です。
3万2000年前の南フランスは、氷河期で、
人々は、今は絶滅している、野生の牛、馬、サイ、ライオン等を
壁画に描きました。
壁画とこの洞窟の中の空間は、何千年もの時間の記録として残されています。
この中での厖大な時間の痕跡の謎は、
今、この時点では推測するしかありませんが、そこは神秘な世界で、
想像をめぐらせると人の根源まで想いが至ります。
なぜ壁画を描いたのかを解く鍵として、映画後半にアボリジニのことが語られます。
彼らと私たちは、同じ人類ですが、
精神的には全く違います。
氷河時代にここにいた人類も、
私たちとは違う生きる哲学があったことは
映像からも伝わります。
洞窟そのものも極めて貴重で、
少数の研究対象者以外が足を踏み入れることができないものです。
考古学等の研究資料としての価値もものすごいものでしょう。
それと同時に、
この壁画は人の根源を探る行為の一助になりえます。
事実この映画でもそれに対する言及がありましたし、
私も映像からそんな想いを持ちました。
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