2011年09月09日
花緑の夢空間(第9回)
若手の落語家のほんの一握りしか知らないですが、
柳家 花禄 師匠はNo.1だと確信できるほどの高座でした。
寄席よりもCDで落語を楽しんでいる方が多い私が
偉そうなことはいえませんが、モノが違います。
花緑の夢空間は、
静岡市の駿府公園内の日本庭園「紅葉山庭園」の茶室で
毎年開催されています。
抹茶とお菓子を味わえる「呈茶」と、日本庭園を散策し、
そのあと茶室で落語です。
約80名という少人数、マイクを通さない声、茶室の外では虫の音が
聞こえてくる贅沢な独演会でした。
全力投球で2時間を超える高座は間近(高座との距離がほんの1m位)
なこともあり迫力もヒシヒシと実感できます。
高座の後はサイン会で、握手をひとりひとりとしてくれて、
写真まで撮らせてもらえました。
とても謙虚な方で、「花緑師匠はまだまだ上手くなる」と確信しました。
追伸
「花どん」という9番目のお弟子さんの一席があったのですが、
今まで聞いた前座の中でも一番上手いと思いました。
弟子の教育にもかなり力をいれているのでしょう。
おおいに見習いたいところです。
2011年09月09日
菊姫純米ひやおろし
菊姫が今年から初めて蔵出しする“ひやおろし”です。
重陽の節句に合わせて昨日到着です。
これまで菊姫酒造では「ひやおろし」という商品を造ることはしませんでした。
熟成させてからの蔵出しを基本としているため、
仕込んで一年足らずではまだ早いという判断からです。
しかしながら、今回新商品として
“菊姫らしい「ひやおろし」”が蔵出しされることとなりました。
ひと夏越した速醸純米酒は、新酒独特の荒さが旨さに代わり始める時です。
これを“秋上がりした酒”というのですが、まさにそれを味わえます。
しかも、仕込み時に一度だけ火入れした生詰め酒です。
アルコール分は18度と、ほとんど加水もしていないので、
“秋上がりした醍醐味”を味わえます。
菊姫の“純米ひやおろし”はやさしい熟成感の酒です。
この時季に合っている、上品でやわらかな旨み、まろやかだけど硬派な酒で、
アルコール分18度にもかかわらず優しい出来栄えでした。
追伸
昨日は「白露」でした。干し芋産地も残暑ながら秋の気配があります。
二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
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白露