2016年01月21日
干し場塞ぎ
ここ数年作付けが増え生産量が増えた紅はるかは、乾くのに時間が掛かります。
他の品種の平ほしいもはだいたい一週間で仕上がりますが、
紅はるかは、10日ほどかかります。
紅はるかを中心に生産すると、従来の干し場の広さでは不足してしまうことが多々あります。
忠八さんもそうですが、高齢のため、休みが増えて良いと言っています。
2016年01月20日
伸男さんのほしキラリ丸干し芋
苗の育ちが遅いので、作付けを増やせない。
大きく育ちづらい。この2点から、作付けが増やせないのが「ほしキラリ」です。
自社の有機農園を含めて、ほんの一握りの干し芋農家でしか生産していません。
そのほとんどが平ほしいもになりますから、ほしキラリの丸干し芋はとても貴重です。
伸男さんの干し場にほしキラリ丸干し芋が並んでいました。
とても美味しそうで、もうすぐ仕上がりそうです。
2016年01月18日
【SPAC演劇】黒蜥蜴 江戸川乱歩原作 三島由紀夫作 宮城聰演出

観劇後、もう一度観る事を決めました。面白かった、素晴らしかったです。
最後まで見ると揺ぎ無い愛の物語とわかりますが、演劇全体を通して感じるのはいかに生きるか、どう死ぬか、でもその死さえも通過儀礼であり、自分と言う存在の終わりではない。そんな死生観が貫かれています。
三幕構成で、一幕は黒蜥蜴と明智小五郎の出会いと、お互いを知る、お互いの心を探る、自分は互いに相手をどう思っているのかを探ります。それは長回しの台詞の応酬で、知的な会話、抽象的な言葉でこちらに訴えてきます。
恋にも発展していきますが、お互いを好敵手として捉えるところが重要です。
正義と悪、敵でありながら、お互いは自分を鍛える存在であり、この戦いこそが生きる術となることが仕込まれます。
ニ幕からは、スリリングになります。トリックを使った化かし合いになっていきます。
そして空間が違えども、二人の掛け合いがあり、ここでも粋な台詞の応酬です。
三幕はよりサスペンスでよりテンポ良くなり場面も変わりますし、解決に向ってはいるのですが、二転三転する面白さです。
対決を楽しむ黒蜥蜴と明智で、三幕で明智を殺したを思い込んだ黒蜥蜴の悲哀から、実は生きていたことで、明智を愛することに対して、自分に問うところは圧巻です。
自分が愛していることを受け入れるのか、受け入れるとしたらどうするのか、その矛先が死であることを覚悟するという、愛情表現の仕方は黒蜥蜴の美学であり、生き方であり死に方でもあります。
これと同時に、黒蜥蜴を愛しながら愛されないことを悩む雨宮が、死を厭わない方法で黒蜥蜴を嫉妬させることに成功したときも、死生観が現れます。
進んで死を選ぶ、その価値観は三島由紀夫の生き様でもありました。
物語としても面白い上に、三島由紀夫の美学が加えられた戯曲が、宮城演出で引き出されていたというのが、今回の印象で、でも、まだまだ観たりない、もっと観たいというのが、終わった時点の率直な気持ちでした。
セットも凝っているし、照明に映える衣装の黒蜥蜴も美しかったし、何より黒蜥蜴と明智の兵ぶりが良いのです。欲望溢れる中に、冷静で理知的でもある黒蜥蜴は女らしさも秘めています。たきいみきさんの代表作ではないでしょうか。
明智小五郎も沈着冷静で自信たっぷり、一見理路整然でしか動かないようでも、熱さも持っている、大高浩一さん流石です。成りきっていました。
もう一度、みることができるのが本当に楽しみです。
2016年01月17日
氷が解けません
日陰は一度凍ると解けない気候になりました。
洗い物も氷を解かしてからやっています。
追伸
『薪ふかしほしいもセット2016』販売開始しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
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http://www.tatuma.co.jp/makihukasi2016.html">薪ふかしほしいもセット2016
2016年01月16日
2016年01月15日
2016年01月14日
2016年01月13日
2016年01月12日
有機ほし黄金の変色
土壌中の成分に偏りがあるためか、
今回蒸かしている有機ほし黄金は、黒っぽいところがあります。
自家製たい肥で土壌中の成分を整えるのですが、
化学肥料のように、ピッタリ正確に成分を補給するのが難しい、
有機栽培の苦労のひとつです。
2016年01月11日
ノックは無用 1952米 ロイ・ウォード・ベイカー

一年ほど前に観ていたのですが、割と忘れているものですね。
でも大枠は解っていますから、細かい部分が見えてきて面白かったです。
例えば、リチャード・ウィドマークがホテルのバーでウィスキー・ソーダを注文するのですが、まず氷を入れソーダをグラスに注ぎ、その後量ったウィスキーをグラスに入れます。そしてバーテンが「混ぜても良いか」と聞きます。どうでも良いことですが、ああいう作り方、接客に仕方なんでと関心です。
また、同じくリチャード・ウィドマークがホテルの部屋で、テッシュペーパーを使うのですが、無造作に大量に使います。
私の記憶では、日本では、1970年代はテッシュペーパーは高級品でした。その20年前にアメリカではテッシュペーパーは今と同じ位置づけだったんだ。
というように細かい部分が楽しめました。
主演のマリリン・モンローは当時、セクシーというよりも可憐なイメージがある美人で、演技も上手くなるなあという雰囲気があります。
話は、恋人を亡くして精神が不安定なマリリン・モンローが騒動を起こすのですが、ハラハラで彼女がどうなるかですが、破綻せずに終わります。ヨーロッパ映画では、違うラストだろうななんてことも考えながら見ました。
そして、そのサイコなモンローを軸に、リチャード・ウィドマークとアン・バンクロフトが寄りを戻すところもハリウッド的だなと感じました。