2012年10月08日
鶴の里23by
10月1日に毎年蔵出しになる鶴の里です。
約一年の熟成という菊姫酒造の中では若い熟成での蔵出しです。
また醸造年度ごと(by)に味わえるのも特徴で、
23byは、黒ラベルです。
(左の赤ラベルは22by、右の青ラベルは21by)
第一印象は、歴代の鶴の里の中でも、フレッシュさがある、です。
旨みが詰まったフレッシュさというのが適切な表現です。
菊姫は総じて濃厚です。
濃厚とフレッシュさは相反すると一見思いますが、
そうではないことがわかります。
キレがあって濃醇なので、後まで旨みが残ります。
だからもっと正確に言うと、
キレとフレッシュさは口に含んだ時で、
その後は、若い熟成のマイルドさがあり、
その後は、ジワジワ美味しさが広がります。
今年の23by鶴の里も今後の熟成が楽しみなる潜在力を感じます。