2017年06月26日
怒りの荒野 1967伊/独 トニーノ・ヴァレリ

師弟対決もので、師匠のあまりの行為に、弟子が耐え切れなくなるという話です。
師匠タルビー(リー・ヴァン・クリーフ)はもちろん凄腕、正当防衛ではありますが、
殺しは厭わないし、それを誘いますから一応合法ですが、
目に余ることをしたことから、弟子のスコット(ジュリアーノ・ジェンマ)と、
ラストで対決になります。
スコットは父親が解らない娼婦の子ということで、街ではくみ取り等の下働きで、
いつか見返してやりたいという生活でした。
そこでタルビーと出会い、鍛えて貰う。
恩あるタルビーには従順だったのですが、スコットが譲れない行為をタルビーはしてしまった。ということです。傲慢は身を滅ぼします。
下働きのスコットはいかにも落ちこぼれ、それが、鍛えられて町に戻ると、鼻高々の嫌な奴、そして最後は師匠を倒す、この時は一人の男気ある人物に。
このあたりのメリハリが良かったです。
でもそのスコットが町の英雄にはならないところが、マカロニウェスタンらしいです。
Posted by いもたつ at 13:57│Comments(0)
│芋日記